里山の四季 日々の散歩路で見つけた自然を紹介  芸術的だったり、人を魅了するインパクトのある写真は撮れないけど。身近な生き物たちとの出会いを楽しんでいます。

ヤブキリ  ベニシジミ  アズマヒキガエル

ヤブキリ   キリギリス科


おや?ヤブキリの幼虫!

全身がイエローグリーンで背中に褐色の線が1本あります。
絶滅危惧種のキリギリスは2本・・・
この場所でキリギリスの姿を見つけることはできませんが
ヤブキリなら秋に声を聞くことができます。


房総風土記の丘 2019.4.8
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触覚がすごく長いのです。
幼虫の頃は花粉や花弁、新芽なども食べますが脱皮を繰り返すごとに肉食性が強まります。
触角は夜に獲物を捕まえるのに役立ちます。
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4月にふ化、
幼虫はたいてい6回の脱皮を経て成虫になります。
最後に性成熟するのはそれからずいぶん時間がかかります。

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産卵管はなく尾角→雄
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ベニシジミ シジミチョウ科

フキの雌花の蜜を吸っていました。
フキは雄株と雌株に分かれる雌雄異株の植物です。
雌花には蜜も花粉もありません。
それではポリネーター(送粉昆虫)が来てくれないので
蜜の出るダミーの雄花を花の中心に看板として数個咲かせています。

山武郡芝山町 2019.4.7
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アズマヒキガエルその後

オタマジャクシはちりぢりになってしまいました。
ここはマムシの宝庫。
昨年の初夏にこの看板の真下をマムシがのんびりと移動しているのに出くわしました。
それで写真は遠くからこんなのしか撮れませんでした。
あしからず・・・

2019.4.9
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アズマヒキガエルについては3月22日記事をごらん下さい。


by kaya2018 | 2019-04-10 09:13 | 生きもの情報