2019年 04月 15日
トゲミノキツネノボタン 棘実の狐の牡丹
ウマノアシガタ(キンポウゲ科)の観察をしていて
なんとなく違和感のある花をみつけました。
黄色の5弁花は遠目にはそっくりなのですが
ウマノアシガタが草原に点在するように生えるのに
それは、マットを敷いたように平らに群生しているのでした。
まさか!
ここまで侵入してきたのか・・・
外来種のトゲミノキツネノボタンです。
2019.4
光沢のある花弁はラナンキュラス(キンポウゲ属)の特徴。
クチクラ層、表皮細胞、デンプン層の三層構造になっていて
それが光をよく反射するのだそうです。
光はポリネーター(昆虫)にとって強い信号となるとのこと。
クチクラは英語でキューティクル、シャンプーのCMで
よく聞く単語でした。
5弁花が普通ですが6弁花、7弁花も混じっています。
ガクが反り返っているのがウマノアシガタと違うところです。
花粉が散らばって、雌しべの花柱も熟しています。
未熟な果実ですが棘らしいものが見えます。
根生葉と下部の葉には長い葉柄があります。
茎は基部からまばらに分岐斜上
桜の木の下です。
by kaya2018
| 2019-04-15 08:52
| 草花